老犬・老猫がご飯を食べないときはどうする?——工夫と受診の目安
最終更新: 2026年8月15日
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食べないときは「温める→食器を高くする→香りを足す」の順で試します。丸1日食べない・水も飲まないときは、工夫より受診が先です。
- 食べない対処は「温める・高さ・香り」の順で試すのがおすすめです
- 体重が落ち続ける・水も飲まない場合は受診が最優先です
- シニア用フードへの切り替えは、年齢でなく体の変化で判断してください
ごはんを食べてくれない。それだけで、一日じゅう心配になります。 シニア期に入った犬や猫がごはんを食べなくなると、不安はなおさらです。 心配な様子が続くときは、ここに書いてあることより先に、動物病院への相談を優先してください。
まず試す3つ
次の順番で試してみると、食いつきが変わることが多いです。
- 人肌に温める: フードを軽く温めると香りが立ちやすくなり、食欲を刺激しやすいと言われています
- 食器の高さ: 首を下げた姿勢での食事は飲み込みづらく、誤嚥につながりやすいと言われています。 食器を床から10〜15cmほどの台に乗せると食べやすくなることが多いです。専用グッズでなくても、100均で手に入る踏み台などで十分なことが多いです。 ただし大型犬では話が逆かもしれません。台から与えることで胃捻転が減ると示した研究は見つからなかった、という報告があります。大型犬の場合にまとめたので、当てはめる前に読んで、かかりつけの獣医師に相談してください。▶ 食器台を楽天で見る
- トッピング: ささみの茹で汁や、無塩の鰹節・魚系のトッピングは香りが強く、食いつきが変わることが多いです ▶ ペット用の無塩かつおぶしを楽天で見る
ふやかし方の基本
フードをふやかす際のお湯の温度にも、目安があります。国産ドッグフードのメーカー公式サイトで案内されているのは、30〜40℃程度のぬるま湯です。
熱湯を使うと栄養素が壊れたり、火傷の恐れがあるため避けたほうがよいとされています。
ふやかしたあとは、人肌程度に冷ましてから与えると安心です。
食べない原因の切り分け
食べない原因には、口や歯の痛み、嗅覚の衰え、病気のサインなど、さまざまなものが考えられます。 ただ、これらを飼い主さんが自分で見分けるのは難しく、無理に見分けようとする必要はありません。 食べない状態が続く場合は、原因の特定も含めて動物病院に相談するのが確実です。
シニア用フードへの切り替え
シニア用フードへの切り替えは、「何歳になったら」という年齢の目安よりも、 食べ方・体重・便の様子といった体の変化を見て判断することが多いようです。
切り替える際は、いきなり全量を変えるのではなく、今までのフードに少しずつ混ぜながら 割合を増やしていくと、お腹への負担が少なく済むことが多いです。
急にフードを変えると、消化器官が対応しきれずお腹を壊してしまうことがあります。 少しずつ混ぜて割合を増やしていくのは、この負担を抑えるためです。
混ぜている途中で食べが悪くなったり、便の調子を崩したりしたときは、無理に進めず、 いったん今までのフードに戻しても構いません。切り替えは、うまくいかなければやり直せます。
商品ごとの比較はシニア期のドッグフード比較をご覧ください。
ふやかしても食べにくそうなとき: 半生タイプという選択肢
噛む力や飲み込む力が落ちてきた子には、ドライフードをふやかす代わりに、はじめから柔らかい半生タイプを使う方法もあります。 たとえば「やわか」(九州産華味鳥の鶏肉100%・287kcal/100g)は、ふやかす手間なくそのまま与えられる総合栄養食で、 楽天の公式ショップのレビュー94件では★1・★2が0件でした(2026年8月時点)。
※やわかは全年齢対応で、シニア専用の設計ではありません。価格は高め(通常1.2kgで6,578円・定期初回4,378円)で、 開封後は2日以内に使い切る必要があります。定期に回数縛りはありませんが、休止・解約は次回発送10日前までの連絡が必要です。
食べないのは、あなたのせいではない
楽天のドッグフードレビューの低評価27件のうち、76%が「食べなかった」「うちの子には合わなかった」という内容でした(2026年8月時点)。
どんなに評判のいいフードでも、合わない子は一定数いるということです。
工夫を一通り試しても食べないときは、フードそのものを見直す段階かもしれません。 合わなかったときの損失が小さい順に商品を比較したシニア期のドッグフード比較もあわせてご覧ください。
病気が分かっている子の食事
腎臓や心臓の病気が見つかったあとの食事は、ここまでの「シニア用フードの選び方」とは別の話になります。 療法食は症状に合ったものを選べていることが前提で、かかりつけの獣医師に相談してから決めるものです。
そのうえでの選択肢のひとつが、自然の森製薬の「sowaka 躍膳」です。獣医師と漢方専門家の監修でつくられた特別療法食で、 腎臓・結石/心臓/肝臓・膵臓・消化器/皮膚・アレルギー/免疫維持・栄養回復の5種類があります。 いずれも800gで通常7,700円・定期6,930円(税込)。病気の心配がない子向けには総合栄養食の「完膳食」 (シニア犬用・幼犬成犬用の2種。800gで通常6,600円・定期5,940円)もあります (2026年8月時点・公式サイト調べ)。
※定期購入の回数縛りと解約条件は、公式サイトに記載を見つけられませんでした。申し込む前に確認してください。 体質と状態に合わせて内容を組むオーダー品(観音力)もあり、こちらは相談のうえ見積もりになります。
食べない日が続くときの受診目安
次のような状態が見られたら、様子を見ずに受診を優先してください。
- 丸1日(24時間程度)食べない
- 水も飲まない
- 体重が減り続けている
※上記はあくまで一般的な目安です。持病がある場合や高齢の場合は、この目安より早めの受診を検討してください。
よくある質問
シニア犬がごはんを食べないとき、まず何をすればいい?
「温める・高さ・香り」の順で試してみてください。フードを人肌程度に温めると香りが立ちやすくなります。食器を少し高い位置に置く、ささみの茹で汁や無塩の鰹節などをトッピングして香りを強くするのも効果的なことが多いです。丸1日食べない・水も飲まない場合は、様子を見ずに受診してください。
シニア用フードにはいつ切り替える?
年齢だけを基準にせず、食べ方・体重・便の状態など体の変化に合わせて判断することが多いです。切り替える際は、急に全量を変えるのではなく、今までのフードに少しずつ混ぜながら量を増やしていくと体への負担が少ないと言われています。判断に迷う場合はかかりつけの動物病院に相談してください。
何日食べなかったら病院に行くべき?
目安として、丸1日(24時間程度)食べない・水も飲まない場合や、食べない状態とあわせて体重減少が続く場合は、様子を見ずに受診を最優先してください。持病がある場合や高齢の場合は、この目安より早めに動物病院へ相談することをおすすめします。
フードをふやかすお湯の温度は?
目安として、30〜40℃程度のぬるま湯を使うとよいとされています。フードメーカーの公式サイトでも、この温度でふやかす方法が案内されています。熱湯を使うと栄養素が壊れたり、愛犬・愛猫が火傷をする恐れがあるため避けてください。ふやかしたあとは人肌程度に冷ましてから与えると安心です。
評判のいいフードなのに食べません
珍しいことではありません。低評価レビュー27件のうち、76%が「食べなかった」「合わなかった」という内容でした(2026年8月時点)。どんなに評判のいいフードでも、合わない子は一定数います。工夫を一通り試しても食べないときは、フードを変えることも選択肢のひとつです。
老犬・老猫のご飯のトッピングは何がいい?
ささみの茹で汁や、無塩の鰹節・魚系のトッピングがおすすめです。香りが強いものを少量足すと、食いつきが変わることが多いと言われています。塩分や味付けのあるものは避け、無塩のものを選んでください。
半生フードとドライフードは何が違う?
半生(セミモイスト)タイプは、ふやかす手間なくそのまま与えられる点が大きな違いです。たとえば「やわか」は九州産の鶏肉100%で287kcal/100g、ドライタイプの「うまか」比で約18%カロリーが低いです(2026年8月時点)。価格は高めで、開封後は2日以内に使い切る必要があります。
老犬がご飯を食べない原因はどう見分ける?
口や歯の痛み、嗅覚の衰え、病気のサインなど、食べない原因はさまざまです。ただ、これらを飼い主さんが自分で見分けるのは難しく、無理に特定しようとする必要はありません。食べない状態が続く場合は、原因の特定も含めて動物病院に相談するのが確実です。
フードの切り替え中にお腹を壊したらどうする?
無理に進めず、いったん今までのフードに戻しても構いません。急に全量を変えると、消化器官が対応しきれずお腹を壊してしまうことがあります。切り替えは、うまくいかなければやり直せます。