見送った人の話——三つの看取りの記録

最終更新: 2026年8月15日

ここで紹介する3本は、犬や猫を見送った方がご自身でnoteに公開している文章です。編集部の取材や聞き書きではありません。 直接の引用は「」で示し、それ以外は事実関係だけを引き継いで書き直しています。各話の末尾に、元の記事へのリンクがあります。

56kgの犬を、家で看取る

グレート・ピレニーズのオスは、健康なときで体重56kg、15歳まで生きました。この犬種の平均寿命は8〜9歳とされるので、かなりの長寿です。 後ろ足が弱り始めたのは、亡くなる2年前のことでした。書き手は退職し、自宅で24時間態勢の介護に入ります。 褥瘡の治療、体位変換、下痢の世話。大型犬の介護は、そのまま体力仕事になります。

「汚れた犬を放置しておけないので深夜だろうが早朝だろうが見つけ次第片づけたしお尻を洗いドライヤーをした。」 深夜でも早朝でも、汚れを見つけたら起きて洗い、ドライヤーで乾かす。それが2年間続きました。

2023年10月18日、急に体調が悪化しました。22日の朝、病院で点滴を受け、自宅に戻ります。 そして少し経ったころ、家族に見守られながら息を引き取りました。

書き手は記事の終わりに、この犬が自分を世界で一番愛してくれていたのではないか、と記しています。 とても寂しい、とも書いています。

もとの文章: note「世界で一番可愛い犬と私の話」(みなみさん・2023年公開) → 記事を読む

触られるのを嫌がった猫が、腕の中で

書き手のるなさんは、先代の猫を突然亡くした悲しみのなかで、保護猫カフェから猫のスーたんを迎えました。 当初のスーたんは、なかなか人に心を開かない猫でした。触れさせてくれるようになったのは、晩年になってからです。 人間の年齢に換算すると84歳相当まで生き、最期は老衰でした。

看取りが近づいたとき、書き手は「ものすごく苦労した猫さんだったので 最期は苦しまないで逝かせて下さい!!と 普段はあまり信心深くない私なのですが」と綴っています。

息を引き取ったあとの顔がとても穏やかだったことを、書き手は記事の中で繰り返し書いています。

最期は、自宅で書き手の腕の中でした。出会った当初は近づくことさえ許さなかった猫が、最後は腕の中で旅立ったことを、書き手は記事の締めくくりに置いています。

もとの文章: note「愛猫スーたん虹の橋をわたる🌈かけがえのない日々をありがとう」(るなさん・2025年公開) → 記事を読む

3匹の猫、それぞれの最期

図書館司書の立竹落花さんは、これまでに3匹の猫を看取っています。1匹目は12年を共に過ごした猫で、リンパ腫でした。 亡くなる直前の数日間、この猫は一緒に寝る家族を毎晩変えていたといいます。 「3日前は父と、2日前は僕と、1日前は母とその他の猫と。きっとそれぞれにお別れをするために、1日ごとに一緒に寝る家族を変えていたのだろう。」 結局この猫は、家族が寝静まった夜、ひとりで息を引き取りました。書き手はその瞬間に立ち会えていません。

2匹目は、誕生日から数日後に急変しました。倒れているのを見つけた書き手は、いつもの寝床へ運ぼうとします。 そのまま、書き手の腕の中で息を引き取りました。

3匹目は未熟児で生まれ、成長させることに成功した猫でした。ある日、前触れなく呼吸困難になります。 苦しい息のなかでも、生きようとする様子が伝わってきた、というのが書き手の記述です。

もとの文章: note「#322 虹の橋で会えるのを信じて」(立竹落花さん・2026年公開) → 記事を読む

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