ペット火葬の費用相場はいくら?自治体と民間の料金を実測データで解説

最終更新: 2026年8月15日

ペット火葬の費用は、自治体なら持ち込み100円〜(全国792市を調査・中央値2,550円前後。ただし大半は合同で返骨なし)、民間の訪問火葬なら5kg前後で合同5,500円〜・立会個別17,600円〜が下限の目安です。

  • 自治体: 全国792市+東京23区の公式ページを確認。料金が判定できた352市区で100円〜。安さの多くは合同焼却(返骨なし)という内容の差
  • 民間(訪問火葬9社・5kg前後・2026年8月時点): 合同13,800〜22,000円(「〜円から」表示のみの2社は5,500円〜・8,500円〜)・個別一任18,700〜25,300円(同じくハピネスは13,200円〜)・立会個別23,800〜42,900円(同じく110番は17,600円〜)
  • 体重が上がるほど費用も上がります(2026年8月時点の追加確認): 2kg未満は合同8,800円〜、10kg前後の中型犬は合同22,000円〜、25kg〜の大型犬は合同31,900円〜が目安
  • 総額表示を明示する民間業者は9社中3社。金額より先に「追加のない総額か」を確認

体格で前提が変わります: 大型犬(目安25kg〜)の場合 / 小型犬・猫の場合 / うさぎ・ハムスター・小鳥の場合

費用がいくらかかるのか、事前に知っておきたいところです。 選択肢は大きく2つ、お住まいの自治体に頼むか、民間の業者に頼むかです。 以下の数字は、自治体が全国792市+東京23区の公式ページ、民間が訪問火葬9社の公式サイトから取っています。

体重別の費用の目安

民間の訪問火葬は、体重が重くなるほど費用も上がります。うさぎなどの小動物から大型犬までの目安が次の表です (区分の切り方は業者ごとに違うため、各体重に最も近い区分の金額。2026年8月時点)。

体重別 費用の目安(訪問火葬9社・2026年8月時点)
体重目安合同個別一任立会個別
〜2kgうさぎ・ハムスター等の小動物8,800〜18,700円(6社判明)15,000〜22,000円(7社判明)18,700〜33,000円(6社判明)
〜5kg猫・小型犬13,800〜22,000円(6社判明)18,700〜25,300円(7社判明)23,800〜42,900円(6社判明)
10kg前後中型犬22,000〜30,800円(6社判明)23,000〜35,200円(7社判明)30,800〜54,900円(6社判明)
25kg〜大型犬31,900〜47,300円(6社判明)39,600〜55,000円(7社判明)42,900〜60,500円(6社判明)

「(◯社判明)」は、その体重帯の料金を確認できた社数です(9社中)。体重区分の切り方が業者ごとに違うため、全社そろわない項目があります。 25kg〜の大型犬になると、合同火葬そのものを選べない業者も出てきます。詳しくは大型犬の場合にまとめました。

費用を決める4つの要素(全国共通)

金額そのものは地域や業者で変わりますが、費用が決まる仕組みはどこでも同じです。

自治体に頼む場合(全国792市の実測)

お住まいの市区に頼めるかどうか、いくらかかるかは自治体ごとに違います。 全国792市+東京23区の公式ページを確認したところ、持ち込み料金が判定できた352市区では100円から数万円までの幅がありました。 安い自治体の多くは合同での焼却で返骨がなく、高めの自治体は個別火葬や返骨に対応していることが多いため、料金の差はサービス内容の差でもあります。

民間に頼む場合 —— 実例: 東京の訪問火葬9社

民間の相場感をつかむ実例が、東京都内で訪問火葬を行っている9社の公式サイト料金です(5kg前後・2026年7月時点)。 金額は地域で変わりますが、「〜円から」という書き方・体重区分のばらつき・総額を出しているかどうかという見どころは全国共通です。 お住まいの地域の業者を見るときも、この表と同じ観点で確認できます。

都内訪問火葬9社 公式料金一覧(2026年7月確認・CoCoペットは2026年8月に訂正)
業者合同個別一任立会個別総額表示出典
ペット火葬ハピネス¥5,500〜(税込)¥13,200〜(税込)区分明記なしなし(下限のみ)petkasou-happiness.com/price/
ペット葬儀110番(仲介)8,500円〜15,400円〜17,600円〜なし(加盟店で変動)petsogi-nabi.com/price/
ジャパン動物メモリアル社19,800円(税込)[6kg以下]25,300円30,800円あり(追加費用なし明記・出張費無料)j-d-m.jp/fee/
CoCoペット17,600円[2-5kg](極小動物は6,600円)24,200円27,500円なし(合同は納骨費3,300円別)cocopet.jp/price/
みんなのペット葬儀屋さん(仲介)18,700円[5kg以下]24,200円27,500円「追加なし」だが交通費・夜間別minpetso.com
大森ペット霊堂15,400円(税込)24,200円42,900円あり(税込総額)petsougi.jp/prices
リメンバーユー区分なし20,000円(税別)区分なしなし(税別・出張料示唆)remember-you.jp/fee/
アニマルズ・セレモニー13,800円(税込)[2-5kg]18,700円23,800円あり(40km内出張無料)animals-ceremony.com/price/
東京ペットセレモニー22,000円(税込)[1-5kg]25,300円27,500円併記あり(出張費別ページ)jpc-tokyo.net/plan

※ペット訪問セレモニー東京とGRAN CIELは、公式サイト上で料金を文字として確認できなかったため、調査対象から除外しています。 ※CoCoペットの合同火葬料金は、初回調査(2026年7月)で最小区分「極小動物(体長10cm前後)」の6,600円を2〜5kgの料金と読み違えていました。2026年8月にwwwサブドメイン経由で公式ページを再確認し、2〜5kgの合同火葬は17,600円(税込)に訂正しています。

この表からわかること

業者選びのポイントと、電話で確認する5つは業者の選び方にまとめています。

同じ5kgでも、費用に3倍の差が出る理由

同じ体重の子でも、頼み方によって費用は合同の最安13,800円から立会個別の42,900円まで、3倍ほど開きます。 調査で確認できた範囲では、理由は主に3つあります。

① 区分が違えば、中身も違う

合同と立会個別は、そもそも別のサービスです。返骨の有無や立ち会いの可否が違うため、 料金差の一部は区分そのものの違いによるものです。区分ごとの詳しい違いは火葬の種類で説明しています。

② 体重区分の切り方が社ごとに違う

体重区分の切り方も、業者ごとにバラバラです。9社では次のような区分が見られました。

同じ5kgの子でも、区分の境界線が違えば当てはまる料金が変わります。

「〜円から」の数字だけを横並びで比べても、あまり意味がないのはこのためです。

③ 仲介型と直営型の違い

ペット葬儀110番・みんなのペット葬儀屋さんは仲介型で、公式サイトの料金は下限表示にとどまり、 実際の金額は提携する加盟店ごとに異なります。直営で火葬を行う業者は、自社の料金をそのまま提示しています。

「〜円から」の数字だけでは、実際に支払う金額は分かりません。

見積もりの外に置かれやすい費用

料金表の数字だけでなく、見積もりの外に置かれやすい費用にも注意が必要です。 9社の公式ページを確認した範囲では、次のような点がありました。

「追加が発生しない総額」かどうかは、電話で確認するのが確実です。

聞き方は業者の選び方の「電話で確認する5つ」にまとめています。

総額表示という選び方

追加費用が発生しない総額を文字で明示していたのは、9社中3社でした。

総額を明示すること自体に費用はかかりません。それでも文字にしている業者と、していない業者があります。

総額表示があるかどうかは、依頼先を選ぶときの一つの目安になります。 表示がないからといって、その業者が悪質というわけではありません。気になる場合は、電話で総額を確認しましょう。

火葬のあとにかかる費用

火葬料金だけでなく、そのあとにかかる費用も確認しておくと、あとで慌てずにすみます。 9社の公式ページに出ていたのは、次のような内容でした(2026年8月時点)。

骨壺・収骨容器代

個別一任・立会個別のプランでは、9社中7社が骨壺・骨袋の代金を火葬料金に含めていることを公式に明記していました (ペット葬儀110番・ジャパン動物メモリアル社・CoCoペット・リメンバーユー・アニマルズ・セレモニー・ペット火葬ハピネス・東京ペットセレモニー)。 合同火葬は返骨がないため、そもそも骨壺は使いません。

骨壺のサイズや材質にこだわりたい場合は別料金になることもあります。 ペット火葬ハピネスはメモリアルグッズを550円(税込)〜、アニマルズ・セレモニーは他社で火葬した遺骨の持ち込み時の骨壺を2寸以下無料〜7寸4,000円(税込・自社火葬分)で案内しています。

納骨費

合同火葬のあとの納骨費を明記していたのは、9社中CoCoペットのみでした。 合同火葬プランは火葬費用とは別に納骨費3,300円(税込)がかかると公式サイトに書かれています。 それ以外の業者は、合同火葬の料金に納骨まで含めているのか、記載がないだけなのかがページ上ではわかりませんでした。

納骨堂・霊園の継続費

遺骨をお寺や霊園に納める場合にかかるのは、初回の納骨料だけとは限りません。年単位の更新費がつく形もあるためです。 東京ペットセレモニーは提携する感応寺(東京都世田谷区)の料金を公式サイトで公開しており、 合同埋葬16,000円(ご回向料込み)、個別埋葬16,500円に加えて保証金10,000円・更新費11,000円/年、 個別の納骨棚は使用料11,000〜55,000円(初年度)に加えて保証金10,000円・更新費11,000円/年としています。 大森ペット霊堂は合同納骨・永代供養10,000円、個別納骨(骨壷のまま預かり)は年間10,000円〜と案内しています。 「納骨して終わり」ではなく、その後も費用が発生する形態があることは、依頼前に確認しておきたいところです。

手元供養

遺骨を自宅に置いておく手元供養では、粉骨(遺骨を粉状にする加工)や遺骨カプセルの費用が発生することがあります。 公式ページで実額を確認できたのは、ペット火葬ハピネス(粉骨4,400円税込〜)、大森ペット霊堂(粉骨3,300円税込・骨壷を新調する場合は別途2,200円)、 リメンバーユー(粉骨3,000円税別)、アニマルズ・セレモニー(機械での粉骨は10kg未満700円〜)でした。 手元供養の選択肢や注意点はペットのお骨、どうすればいい?で詳しく説明しています。 また、火葬や納骨に立ち会うために仕事を休みたい場合は忌引き・通院・看取りのための休み方も参考にしてください。

費用を抑えるには

費用を抑える方法はいくつかありますが、どれも「安さより納得」を前提に選ぶことをおすすめします。

よくある質問

ペット火葬の費用相場は?

大きく2つの選択肢があります。自治体に頼む場合、持ち込み料金は全国792市の調査で100円〜(判定できた352市区の中央値は2,550円前後)ですが、大半は合同での火葬・焼却で遺骨は戻りません。民間の訪問火葬は、都内9社の公式料金(5kg前後・2026年8月時点)で合同13,800〜22,000円、個別一任18,700〜25,300円、立会個別23,800〜42,900円でした(下限表示のみの業者を除く)。

自治体と民間、どちらが安い?

料金だけなら自治体が安い場合がほとんどです。ただし自治体の多くは他の動物と一緒の合同火葬・焼却で、遺骨は手元に戻りません。遺骨を残したい場合は、民間の個別火葬か、返骨の選択肢がある一部の自治体(全国で51市区が公式に明記)を検討することになります。

地方でも東京の調査と同じ相場?

金額そのものは地域や業者で変わります。ただ、合同・個別一任・立会個別という区分、体重による料金の変化、下限表示や税別表記といった注意点の構造は全国共通です。比較表は東京の9社を実例にしていますが、確認のしかたはどこでも使えます。

「総額表示」とは?なぜ重要?

総額表示とは、火葬料金だけでなく出張費・収骨容器・夜間割増などを含めた最終的な請求額を、事前に文字で明示していることです。「〜円から」という下限表示だけでは、実際の請求額は依頼後にしかわかりません。

安い業者を選んでも大丈夫?

金額の安さだけで選ぶのはおすすめできません。重要なのは、追加費用が発生しない総額を依頼前に提示してくれるかどうかです。業者選びで見るべきポイントと、電話で確認する5つは「業者の選び方」ページで詳しく説明しています。

なぜ会社によって料金がこんなに違うの?

主な理由は3つあります。合同・個別一任・立会個別という区分自体が違う場合があること、体重区分(5kg以下・2〜5kgなど)の区切り方が業者ごとに異なること、仲介型と直営型で料金の出し方が違うことです。

見積もりより高くなることはある?

あります。出張費・夜間早朝の割増・合同火葬の納骨費などが、見積もりの外に置かれているケースが確認できました。追加費用が発生しない総額かどうかを、依頼前に電話で確認することをおすすめします。

合同と立会個別で、費用はどのくらい違う?

都内9社の調査(2026年8月時点)では、合同火葬が13,800〜22,000円、立会個別が23,800〜42,900円でした(いずれも金額を明記している業者の範囲)。同じ5kg前後の子でも、区分によって数倍の開きがあります。区分ごとの内容の違いは火葬の種類のページで説明しています。

自治体の火葬料金は市によってどのくらい違う?

全国792市+東京23区の公式ページを確認した調査では、持ち込み料金が判定できた352市区で100円から数万円まで幅がありました。安い自治体の多くは合同での焼却(返骨なし)、高めの自治体は個別火葬や返骨に対応していることが多く、料金の差はサービス内容の差でもあります。安い順の一覧は「ペット火葬が安い自治体トップ30」にまとめています。

仲介サイトの「〜円から」という表示は信用していい?

下限表示だけを鵜呑みにするのはおすすめできません。ペット葬儀110番・みんなのペット葬儀屋さんなど仲介型のサイトは、公式サイトの料金が下限表示にとどまり、実際の金額は提携する加盟店ごとに異なることが確認できています。依頼前に総額を確認してください。

火葬料金は税込か税別か確認したほうがいい?

確認したほうがいいです。リメンバーユーのように税別表記で出張料も別途かかると示唆しているケースがあり、税込・税別の記載がないサイトも複数ありました。金額を比較する前に、税込表示かどうかをチェックしてください。

出張費が無料の業者はある?

あります。調査した9社のうち、ジャパン動物メモリアル社は出張費無料を明記し、アニマルズ・セレモニーは40km圏内の出張費無料を明記しています(2026年7月時点)。それ以外の業者は出張費の記載がなかったり、別途かかる場合があります。

合同火葬に納骨費は別でかかる?

業者によります。CoCoペットは公式サイトで、合同火葬の場合は納骨費3,300円が別途かかると明記しています。総額に含まれているかどうかは、依頼前に確認しておくと安心です。

猫の火葬費用はいくら?

猫は5kg前後に収まることが多く、都内9社の調査(5kg前後・2026年8月時点)では合同13,800〜22,000円、個別一任18,700〜25,300円、立会個別23,800〜42,900円でした(いずれも金額を明記している業者の範囲。下限表示のみの業者は含みません)。同じ体重でも業者によって数倍の差があります。

10kg前後の中型犬はいくらかかる?

10kg前後の料金を公式ページで確認できた9社中6〜7社の範囲では、合同22,000〜30,800円、個別一任23,000〜35,200円、立会個別30,800〜54,900円でした(2026年8月時点)。5kg前後より1万円前後高くなる業者が多く見られます。

ハムスターやうさぎなど小動物の火葬費用は?

2kg未満・1kg以下といった小動物向けの区分を確認できた9社中6〜7社の範囲では、合同8,800〜18,700円、個別一任15,000〜22,000円、立会個別18,700〜33,000円でした(2026年8月時点)。業者によって「1kg以下」「2kg未満」「種類別の定額」など区分の切り方が違います。

火葬のあとにかかる費用は?

骨壺・収骨容器代は9社中7社が火葬料金に含めていました。納骨費を明記しているのはCoCoペット(合同のみ3,300円)など一部で、東京ペットセレモニーや大森ペット霊堂のように納骨堂・霊園の使用料や年間の更新費を公表している業者もあります。手元供養では粉骨代(3,000円台〜)がかかることがあります。

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